ダイキアクシスが太陽光、小型風力発電に環境債30億円を発行

1月31日、環境機器と住宅機器を取り扱う株式会社ダイキアクシスから、30億円の環境債を発行すると発表されました。

社積名称は「株式会社ダイキアクシス第1回無担保社債(適格機関投資家限定)(グリーンボンド)」で、資金は太陽光発電事業と小形風力発電事業に充てられます。

払込期日 は2月28日で、発行年限は10年。

投資表明機関は以下の通りです。

  • 株式会社伊予銀行
  • 株式会社愛媛銀行
  • 株式会社三井住友銀行
  • 株式会社三菱 UFJ銀行
  • 株式会社みずほ銀行

日本でも広がりを見せる環境債(グリーンボンド)

環境債はグリーンボンドとも呼ばれ、環境問題を解決する事業の資金を調達するための債券です。

近年、環境債は日本でも発行数が増えてきました。

2019年には発行総額は約8238億円、発行件数は58件にのぼります。

発行件数が伸びはじめた2017年と比べると約3.7倍となり、今後も国内での広がりを見せるでしょう。

国際的にもESG投資として注目度が高く、いままでの株式や債券では縁のなかった投資家から融資を受けられる可能性もあります。

日本の環境問題を改善する一助となりうる環境債。

企業と顧客(投資家)が手を取り合い、より良い日本環境を作っていきましょう。

この記事を見た人はこんな記事も読んでいます

  • 積水化学 4ヵ所生産工場に太陽光発電を導入

    積水化学工業株式会社は、国内の8ヵ所の生産工場のうち4ヵ所に自家消費型の太陽光発電システムを導入すると発表しました。 今回の太陽光発電の導入は、環境負荷低減に向けた施策として...続きを見る

  • コムシス情報システム AIを活用した点検システムを展示

    コムシス情報システム株式会社は、「電力・ガス新ビジネス EXPO 2020」に出展し、AIを利用した企業向けの点検システムを展示しました。 展示された太陽光発電所ドローン自動...続きを見る

  • 宮城県丸森町 再エネ計画の説明義務化にむけて条例制定の方針を固める

    宮城県丸森町は、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電所の設置を計画する事業者に、町との事前協議や住民説明会を義務付ける条例を制定する方針を固めました。 同条例は3月3日の町...続きを見る