エクソルが太陽光発電用の外部コンセントキットを発売 災害時の非常用電源に

株式会社エクソルから、太陽光発電所の自立運転機能用外部コンセントキット「救電BOX」の発売が発表されました。

新設・既設問わず、野立て太陽光発電所に取り付けることで、停電などの非常時に電力を使用することができます。

太陽光発電所用の非常用コンセントBOXの販売は業界初。

屋内外に設置できるキャビネット仕様で、パワーコンディショナーに接続するためのケーブルの長さを調節することにより、架台や発電所のフェンス、建物の壁など、さまざまな場所に設置が可能です。

災害時に役立つ太陽光発電所の外部コンセント

これまでパワーコンディショナーに自立運転機能が付いていても、電気を取り出すための外部コンセントが設置されていない太陽光発電所では災害時に電力を活用できませんでした。

停電時、太陽光発電所で創った電気は売電することができず無駄になってましたが、給電BOXを取り付けることで停電時の非常用電源として、損失の低減と地域貢献を同時に行うことができます。

モバイルバッテリーや電気自動車の充電も可能となり、停電時の電力問題を軽減してくれるでしょう。

災害時の非常用電源として注目される太陽光発電。

給電BOXなどにより気軽に活用できる施設が増えれば、今後ますます需要は高まるのではないでしょうか。

この記事を見た人はこんな記事も読んでいます

  • 宮城県丸森町 再エネ計画の説明義務化にむけて条例制定の方針を固める

    宮城県丸森町は、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電所の設置を計画する事業者に、町との事前協議や住民説明会を義務付ける条例を制定する方針を固めました。 同条例は3月3日の町...続きを見る

  • 富士経済 次世代太陽電池市場が2030年に4563億円規模へ拡大と予測

    富士経済は次世代太陽電池の世界市場を調査した結果、対象となる次世代太陽電池の世界市場は、2019年の見込み市場規模6億円に対し、2030年は4563億円に拡大すると予測しました。 ...続きを見る

  • 諏訪市「霧ケ峰の自然を守る会」 メガソーラー事業規制強化の条例モデルについて議論

    諏訪市の有志でつくられた「霧ケ峰の自然を守る会」などは、霧ケ峰高原近くで進むメガソーラー建設に関する集会を開催。 同会はメガソーラー設置の規制強化を目指し、新しい条例のモデル...続きを見る