東北電力 選べる2プランの卒FIT向け新サービスを開始

3月16日、東北電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終わる太陽光発電ユーザー向けの新サービス「よりそうスマートホーム+」を発表しました。

同サービスは東北電力が展開する「ツナガルでんき」の新サービス。

利用者は、住宅に設置するホームデバイス「Cube」とスマートフォン用アプリ「eホーム」を導入することで、下記のサービスを受けられます。

  • 家庭用太陽光発電の売電量などをリアルタイム確認
  • 売電量が事前に設定した値を下回った場合に通知
  • eホームは無料アプリ「家電手帳」と連携し、家電の保証書などをアプリ上で管理

更に追加サービスとして、部屋の温湿度をセンサーで感知し、自動で空調制御を行う「プランA」と、カメラとモーションセンサーを活用し住宅を見守る「プランB」のどちらかを選択することができます。

各種サービスは、Cubeなど必要機器購入代14,300円(税込・送料込)と、月額利用料110円(税込)で利用可能です。

また、月額利用料は2021年3月まで無料でご提供することを発表しています。

2019年からはじまった卒FIT

固定価格買取制度(FIT)は、2009年にスタートして2020年現在で11年目です。

FIT価格で電力の買取が保証されている期間は10年間のため、2019年から順次期限切れの発電所がでてきています

今回のような売電̟+アルファのサービスは、今後ますます増えていく卒FITユーザーの注目を集めるでしょう。

この記事を見た人はこんな記事も読んでいます

  • 大成建設がZEB実証棟リニューアル ZEB+ウエルネスの両立へ

    大成建設株式会社は、神奈川県横浜市にある技術センターのZEB実証棟をリニューアルしました。 ZEB実証棟では、省エネルギー技術や太陽光発電により、ビルで使用する年間エネルギー...続きを見る

  • 産電とアローズが業務提携を発表!互いの強みを生かした営業戦略

    1月27日レカムは、子会社で太陽光発電の訪問販売・施工を行う株式会社産電と、蓄電池や太陽光発電、住宅リフォーム等の施工・保守を手掛けるアローズコーポレーションが業務提携することを発...続きを見る

  • 太陽光発電と蓄電池を遠隔制御 山口県と中国電力が実証試験

    山口県と中国電力株式会社は,県有施設に設置している太陽光発電所と蓄電池設備の遠隔制御技術の実証試験を3月から開始します。 今回の実証実験は、地域の防災機能の向上や太陽光発電の...続きを見る