オランジュとエナジービジョンが太陽光発電所向けO&M事業での協業を発表

2020年3月2日、オランジュ株式会社と株式会社エナジービジョンは、低圧太陽光発電所向けO&M(運転・維持管理)事業にて、協業を行うと発表しました。

協業の背景には、多くの低圧太陽光発電所においてO&Mが十分に実施されていないために、全国的に多くのトラブルが発生していることがあります。

低圧太陽光発電所は全国に約60万件が分散設置されており、10kW以上太陽光発電の導入容量で約36%を占める重要な電源になっています。

自然災害時に分散された発電所として重要視され、今後も安定した電源として活用できるよう、O&M事業の強化を目指し2社は協業することとなりました。

目指すは次世代型O&Mの普及

今回の協業では、次世代型O&M(O&M Ver2.0)の開発と普及を目標として掲げています。

より発電事業者の安全と収益に貢献できる、効率的なO&Mサービスを展開。

発電事業者の自主管理状況に応じて、下記のサービスを想定しています。

  • 自主管理支援サービス
  • 簡易O&Mサービス
  • フルO&Mサービス

それぞれの発電所ごとに必要とされるサービスを提供することで、コストを抑えながらも有効的な保守・管理ができるでしょう。

太陽光発電所が安定して電力を生み出すには、メンテナンスは必須です。

今後太陽光発電所が増えていくとともに、さらにO&M事業の需要は増していくでしょう。

この記事を見た人はこんな記事も読んでいます

  • 営農型太陽光発電の架台開発 傾斜地での作業、大型農機も使用可能に 

    千葉エコ・エネルギー株式会社と、株式会社クリーンエナジージャパンは、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)のさらなる普及に向け、新しい架台を共同で開発しました。 従来の営農...続きを見る

  • ダイキアクシスが太陽光、小型風力発電に環境債30億円を発行

    1月31日、環境機器と住宅機器を取り扱う株式会社ダイキアクシスから、30億円の環境債を発行すると発表されました。 社積名称は「株式会社ダイキアクシス第1回無担保社債(適格機関...続きを見る

  • 太陽光発電と蓄電池を遠隔制御 山口県と中国電力が実証試験

    山口県と中国電力株式会社は,県有施設に設置している太陽光発電所と蓄電池設備の遠隔制御技術の実証試験を3月から開始します。 今回の実証実験は、地域の防災機能の向上や太陽光発電の...続きを見る