オリックス環境 太陽光パネルの処理サービスを全国展開

3月10日、オリックス環境株式会社が、使用済み太陽光パネル処理サービスの全国展開を発表しました。

同社はオリックスによるリース物件の適正処理によって得られた独自のノウハウ・ネットワークをもとに、太陽光パネルの破砕、埋め立てによる適正処理体制を構築。

寿命を迎えた使用済み太陽光パネルのほか、自然災害によって突発的に故障や破損が生じた太陽光パネルにも対応しています。

また、現状では太陽光パネルの効率的なリサイクル技術は確立されていないため、破砕と埋め立てによる処理が主流です。

同社では今後、会員企業などと協業し、太陽光パネルのリサイクルにも取り組むことを発表しています。

迫る太陽光パネル大量廃棄

2012年の固定価格買取制度(FIT)の導入以降、太陽光発電システムの普及が急速に進んでいます。

太陽光パネルの寿命は20~30年程度と言われているため、2030年代には寿命を迎えた太陽光パネルが急激に増えていきます。

今後も需要が高まる再生可能エネルギー事業と並行して、処理事業や施設の展開が重要となってくるでしょう。

また、廃棄・処理は太陽光発電事業者にとって重要な問題のひとつ。

必要となる費用や展開されているサービスを確認し、太陽光発電設備の寿命に備えておくことも大切です。

この記事を見た人はこんな記事も読んでいます

  • エコの輪クラウドファンディング 4・9号ファンドの運用・分配実績を発表

    株式会社エコスタイルは、エコの輪太陽光発電ファンド4号と9号の運用・分配実績を発表しました。 「エコの輪クラウドファンディング」は、エコスタイルが展開する1口1万円から投資が...続きを見る

  • 東北電力 選べる2プランの卒FIT向け新サービスを開始

    3月16日、東北電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終わる太陽光発電ユーザー向けの新サービス「よりそうスマートホーム+」を発表しました。 同サー...続きを見る

  • 三井E&S 大分の太陽光発電事業を一般企業に売却

    株式会社三井E&Sホールディングス(以下三井E&S)は、2020年2月27日の取締役会において、太陽光発電事業の売却を決定しました。 今回譲渡が決定した「三井...続きを見る